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2013.09.26 花山太右衛門商店

「糀カフェ TAWEMON」に行ってきました

花山太右衛門商店バイパス店は、東北自動車道古川ICから鳴子方面に向かう国道47号線(岩出山バイパス)沿いにあります。

酒まんぢうを購入できるだけでなく、黒ゴマの香りとのど越しのよい細切が特長のごまきりそば「太右衛門そば」などを提供する蕎麦店として以前から親しまれてきました。

そのバイパス店の一角に、2013年3月「糀(こうじ)カフェTAWEMON」がオープン。話題の発酵食にスポットを当てた県内初のカフェだそう。

ドライブ途中にちょこっと一休みしたいときにもぴったり。
気になるカフェに早速お邪魔してきました。

糀カフェ TAWEMON

  • 糀カフェTAWEMON
  • 宮城県大崎市岩出山下野目長田17
  • 営業時間|10:30-17:00
  • 定休日|第1/第3月曜日
  • 電話|0229-72-2988

自分で炭火で炙る
味噌焼きおにぎりが人気

築200年以上の民家を移築したお店は、囲炉裏もある昔懐かしい趣のある佇まい。
メニューにはみそや甘酒、納豆、塩麹など地元の発酵食品を使った料理が並びます。

太右衛門商店店内の様子

みそ焼きおにぎりセット(850円)は、岩出山のみそやピリ辛調味料の「よっちゃんなんばん」を使ったみそおにぎりに、塩糀和風ハンバーグや甘酒を使ったひじき、納豆汁が付き、まさに発酵食づくし。

ほかに天然酵母のパン(三本木・パン工房 青い虹)のセットも人気です。
おにぎりやパンは、用意された炭火で自分の好みに焼くこともできます。

豊かな発酵食文化が残る大崎

なぜ、老舗のまんじゅう屋さんが発酵食に注目したのでしょう。 花山太右衛門商店15代目の花山香織さんに伺ってみました。

「『酒まんぢう』は、自家製の秘伝の酒(どぶろく)を使い、酒の発酵の力で生地をふんわりと膨らませてつくる発酵食です。天候や気温によってお酒の出来や皮の膨らみ具合が変わるのですが、上手に発酵の力と付き合いながら代々の味を守ってきました」と花山さん。

大崎市には古くから米どころとして知られていますが、大豆の産地でもあります。それだけに今でも多くの歴史ある味噌蔵、酒蔵などが残り、生活の中に発酵食とのつながりが強く残っている地域。そうした伝統的な食文化を見直し、発酵の新しい魅力を探ろうと2011年に「全国発酵食品サミット」が行われ、花山さんはそこで発酵食に詳しい農学者の小泉武夫氏と出会いました。

「いい出会いを頂きました。私もそれまではほとんど意識していなかったのですが、いろいろ教えられ、調べてみると『発酵』って美容や健康にすごくいいんですよね。地元大崎の郷土料理に発酵食が多いことや、発酵食の力を再認識できたので、今度はそれを発信していきたいと思ったんです」ときっかけを話してくださいました。

サクサク衣がたまらない
揚げ酒まんぢう。

メニューに、酒まんぢうを天ぷらにした「揚げ酒まんぢう」(150円)を発見。
酒まんぢうを買うと、家庭でできる「酒まんぢうの美味しい食べ方」が紹介されているのですが、天ぷらは一番気になっていた食べ方。 花山さんも「おすすめですよ!」とのことなので、早速オーダーしました。

揚げ酒饅頭と甘酒

注文してから揚げるので、もちろんアツアツを頂けます。揚げ酒まんぢうは、カラっと揚げた衣のサクサク感とふわっとした皮の食感がよく、甘さ控えめの餡も油のコクと相まって、いつもとはまた違った食べ応えを感じるおいしさ。

ドリンクは「豆乳あまさけ」(300円)を。米麹と、なんと水の代わりに豆乳を使って作った甘酒です。 砂糖で甘みを加えたものと違い、ほんわりと口に広がる自然な甘みと、豆乳のコクのあるまろやかさがほっと心を落ち着かせてくれます。
また、加熱殺菌をしていないので酵素が生きているのも特長です。

冬のイメージのある甘酒ですが、江戸時代には夏のこの時期、疲労回復や滋養強壮など、夏バテに効く「飲む点滴」として庶民に親しまれていたもの。

塩麹の次は甘酒がブームになるといわれていますが、どれも昔ながらの知恵に着目したものなんですね。そうそう、甘酒という名前から、アルコールが入っていると思われがちですが、ノンアルコールなのでお子さんもドライバーさんもご心配なく。

販売だけではなく
ワークショップも

花山太右衛門商店スタッフの皆さん

糀カフェTAWEMONは、発酵の魅力や発酵食の味わい深いおいしさを楽しめる魅力的なカフェ。 発酵食にあふれる町、大崎地域の方々が集いの場、コミュニケーションの場としても役割を広げていきたいそう。

今後、発酵食のワークショップなども行っていく予定とのこと。
ドライブがてらに、ぜひ足を運んでみては?

花山太右衛門商店
花山太右衛門商店
創業約300年の花山太右衛門商店。
看板商品「酒まんぢう」は全国菓子大博覧会にて名誉大賞受賞の名品。
昔ながらの作りで、添加物も一切不使用。
まんぢうの味を落とさないために
天気や気温に合わせて
小麦粉の量や蒸す時間を調整。

約300年の伝統の味を守るために
日々努力は怠らない。

住所|宮城県大崎市岩出山字二ノ構147番地
電話番号|0229-72-1004
http://www.hanayama-manjyuu.jp/
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