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2014.02.07 浅沼醤油店

子どもから高齢者まで注目の健康食品「エゴマ」を使ったお醤油

大豆小麦不使用えごま醤油

血圧を下げたり、動脈硬化を予防したり。
抗炎症、抗アレルギー作用もあり 中性脂肪低減、認知症予防………

超高齢化社会の健康食品として、リノレン酸が主成分のエゴマの機能性が注目されています。エゴマのことを東北地方では「じゅうねん」と呼びますが、食べると十年長生きするからといわれています。日本では平安時代には栽培記録があったというので、古くからの健康食品なのですね。

エゴマを使った醤油作りの開発と販売に取り組んでいるのが、岩手県盛岡市の浅沼醤油店さん。発売以来、香り高く上品な味わいに、淡い色合いが懐石料理などにも合うと人気。

そして何といっても大豆や小麦のアレルギーを持つお子さんが安心して口にできる醤油として人気を集めているんです。

伝統醸造技術を生かし開発。
原料はエゴマと塩だけ

浅沼醤油店

きっかけは、専務の浅沼宏一さんが三陸沿岸に営業に出向いたとき、大豆や小麦のアレルギーの子どもが増えて、学校給食でみんなと同じものが食べられず困っているという相談を受けたそう。

「子どもたちに三陸の魚の刺身や煮つけを安心して美味しく食べて欲しい。醸造技術を生かし、アレルギーに対応した無添加で自然な醤油を作ろう」 そう思った浅沼さんは、早速試作に取り掛かりました。

えごま醤油は
2年がかりで生まれた

えごま醤油

岩手は雑穀が豊富。
まずアワやヒエ、キビ、アマランサスなどで試すと、それぞれに個性のあるものは出来上がりましたが、やはりコストが掛かりすぎます。
そんなとき、岩手県工業技術センターから紹介を受けたエゴマ生産者団体と出会い、エゴマ油の搾りかすを原料にしてみようということに。

「エゴマの中で麹菌を上手く育てることに苦心しましたね。 搾りかすも炒ったり蒸したりいろいろ試しましたよ。発酵に時間が掛かる分、 試作はタイムカプセルを埋めるような気持ちでした」
初めてで大変だったとはいえ、開発は地域の生産者さんと繋がりながらの楽しい作業だったとか。

2年掛かりで開発したエゴマ醤油は、生産者さんたちにも絶賛され、エゴマと塩だけで作られた「新しい調味料」として一般販売でも瞬く間に人気が出ました。

地域の産業として
発展を目指す

浅沼醤油店

エゴマ醤油は、待望のアレルギー対応の醤油として保育所などへの個別の対応はしていますが、さまざまな点から、まだ学校給食へ供給には至っていないのだとか。
それは、アレルギー対応として、大豆や小麦粉を使う従来の生産ラインと分けるために、材料もバケツリレーで運び、専用タンクを使う完全手仕込みであること。
また、給食に使えるだけの量とコストの面からも、今よりさらにエゴマ生産量を増やす必要があるのです。

沢山のかたに
愛される醤油になるために

「課題はありますが、これまで飼料や肥料に使われていたエゴマの搾りかすを有効利用することで、農家さんの収益を上げ、エゴマの生産や産業で地域の活性化を目指しています。そうすることで健康面で注目度が高いエゴマを、子どもから大人までもっとみんなが普通に使えるようになるといいですよね」

浅沼醤油では、「エゴマの搾りかすを発酵させた調味料」として特許を取得。
今後も開発を進めていくそうです。

アレルギーを持つお子さんを始め、人々の健康を思い、地域の産業を思って作られるエゴマ醤油。
思いのこもった、古くて新しい調味料の味わいをぜひ試してみてください。

株式会社 浅沼醤油店

株式会社 浅沼醤油店

大正3年に岩手県盛岡市で創業。
「日本の食卓に必ずある調味料。
だからこそ美味しくて安心なものを丁寧につくる」
今も人の手で丁寧に1年をかけて
醤油を醸造しています。
大豆アレルギーの方でも食べられる
えごま醤油を発売するなど
醤油の可能性も広げています。

住所|岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目8番2号
TEL|019-622-2580
FAX|019-622-2586
http://www.asanumashoyu.co.jp/
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