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2016.06.29 花兄園(かけいえん)

雑味のない自然な味に感動!「花兄園(かけいえん)」の花たまご

花兄園の花たまご

宮城県仙台で飼料の安全性にこだわった健康な卵「花たまご」やその卵を使ったプリン・無添加マヨネーズなどの加工品を販売している「花兄園」。

今回は代表の大須賀木(こだち)さん・専務の裕さんから花兄園がこだわる養鶏や大事にしていることについてお話を伺ってきましたのでぜひお読みください!
普段からどうなのかな?と思っていたこと沢山お話し聞いてきましたよ。

花兄園が大事にしていること

花兄園の代表である大須賀さんは、元々は大手食品会社で家畜のエサの配合を決める仕事をしていたそう。そこでは家畜を早く大きくするため、病気を予防するためといった名目で、抗生物質・抗菌剤を多量に投入する現実があり 、次第に不安や危惧、違和感を覚えていくなか『本当に健康な鶏から生まれた卵を生産したい』という思いが大きくなり花兄園を立ち上げたのが始まりでした。

その思いから「食品として安全性が未解明のものは使用しない」をモットーに、非遺伝子組み換え(Non-GMO)と収穫後農薬不使用(PHF)の飼料のみで約40年間養鶏を行ってきました。
どちらも飼料として入手するのは至難の業ですが、飼料会社の頃の経験を生かし独自の輸入方法を作り上げています。

「1人1人が食への関心や危機感をもう少し考えてくれないと、今の飼料を続けることも難しくなってきてしまいます。目の前の食事がどのようにして食卓までやってきたものなのかについて一度真剣に向き合ってほしい。」と大須賀さん。

飽食の時代だからこそ、そのことに疑問を持った人が立ち寄り安心してもらえる場所として年々困難になってきている飼料の確保は可能な限り続けていきたいとも話されていました。

花兄園のこだわり

花兄園(かけいえん)飼料について知ってほしいこと

近年、遺伝子組み替え等の新しい技術が進歩して私たちの生活に良し悪しともに影響を与えてきています。

大須賀さんは、『このような新技術は人体にどのような影響を及ぼすか現段階でははっきりしていません。 このように安全か危険かがはっきりしないものは避けるべき』という考えのもと、飼料主原料はPHF、Non-GMOのものだけを使用しています。

また、抗酸化材等を使用していない良質の魚粉やきな粉を使い、乳酸菌等の生菌類を多給することで鶏の免疫力を高め、鶏の健康と飼育臭みの無い良質な卵の生産を維持しているとのこと。

生産-流通-保管の全過程においてPHF、Non-GMOの分別を確認しトレーサビリティを明確にすることで安全性確保を徹底されています。
下記にあるように飼料で使用しているすべての材料についての記載も許可をしてくださいました。

『こだわり』や『厳選』という言葉だけではない『安心・安全』を少しでも理解していただければ幸いとのこと。私も花兄園をきっかけに鶏卵についていろいろ勉強しましたが、確かにここまでしっかり飼料の原材料を明確に示しているところは他にないな~と実感しています。

◆使用している飼料の比較

原料 花兄園 花たまご 一般農場
穀類--- 
とうもろこし、玄米
56% 配合
PHF(収穫後農薬無使用)
Non-GMO(非遺伝子組み替え)のものを使用
50%程度配合
不分別
魚粉 数%
抗酸化剤の添加が少ない
高品質の魚粉を
主に使用している。
魚粕の量が多いので
おいしく、卵の生臭さがない。
数%
蛋白質含量の少ない
低品質(60%ミール)を使用。
合成アミノ酸の添加で
品質及び量をカバーしている。
抗酸化剤添加飼料が一般的。
植物性油粕類---
大豆粕、コーングルテンミール
25%
PHF、Non-GMOの大豆を
使用している。
記憶学習能力を高めたり
コレステロールを溶かす
レシチンが卵に多くなり
卵の味がいっそう
まろやかになる。
15%位
インド産又は不分別大豆粕
色素 微量
Non-GMOのパプリカの色素を使用
微量
不分別、パプリカの色素を使用
その他 数%
ビタミン、ミネラル、乳酸菌等生菌類はPHF、Non-GMOのものを使用
不分別、ビタミン・ミネラル


◆花兄園が使用していない飼料の比較

原料 花兄園 花たまご 一般農場
マイロ (コーリャン) 不使用
PHF原料が入手できないため
使用していません
数%
不分別
とうもろこしより格安の時は使用量が多くなる
肉骨粉 不使用
現在はBSEの関係で使用が禁止
不使用
現在はBSEの関係で使用が禁止
菜種粕 不使用
PHF、Non-GMOが入手困難なため
使用していません
5%位
不分別
ルーサンミール 不使用
PHF、Non-GMOが入手困難なため
使用していません
数%
不分別、とうもろこしから澱粉を取り除いた皮の部分
合成アミノ酸 不使用
アレルギーの原因物質になる
可能性を考え
使用ていません
数%
ナフサから合成され一般飼料では全て添加されている
油脂 不使用
PHF原料が入手できないため
使用していません
数%
カロリー補給のため使用

鶏の飼育方法

花兄園開放型鶏舎

花兄園では、できるだけストレスなく鶏が健康な卵を産んでくれるよう、2~3羽づつを過密飼育にならないようゲージで飼育しています。

あえてケージにこだわるのは、平飼いと比べて卵殻表面の菌の数が100分に1程度に抑えられるから。
鶏の健康と衛生面にこだわった養鶏環境です。

鶏舎は昼間は太陽の光が入って明るく、風が自然に入り込んでくる開放型鶏舎のため、鶏自身の生活サイクルにあった自然に近い環境での養鶏として取り入れています。

養鶏の方法-平飼いとゲージ飼育

そして今回私がとても聞きたかった「養鶏の方法-平飼いとゲージ飼育」について。
大須賀さんの考えを、もう少し深いところまで聞いてみました。

大須賀さんの答えは
「では、どのぐらいの広さがあれば鶏にとってストレスがなく幸せなのでしょうか?また、鶏には”つつきの順位”と言うものがあって集団は必ずつつく側とつつかれる側に分かれます。
つつかれ続けている鶏を隔離してもまたその役割をもつ鶏があらわれます。ゲージの中だと皆が前を向いているので、つつきの順位の原因となる餌の取り合いが生まれないというよいところもあるんです。
そして、花兄園では開放型鶏舎を取り入れていますが、ウィンドレス鶏舎により年中同じ温度湿度での養鶏のほうがもしかしたら鶏にとっては幸せかもしれませんよね。私は鶏たちをとても大事に考えています。ですが、一番大事にしたいことは卵を食べる人のこと。養鶏により周囲の環境が汚染されないこと。あくまでも鶏たちへ敬意をはらいながら経済動物であることも忘れず、ひとつひとつの決断も真剣に考えながらこれまでやってきました。」

出荷する卵の洗浄方法

花兄園の卵の洗浄も、鶏舎近隣や環境への感謝と思いが感じられます。

卵の洗浄で一般的なのは次亜塩素酸ナトリウムですが、花兄園はこれを使用せず、万が一小さな子が殻をそのまま舐めてしまっても大丈夫なようにと、体に影響のない強酸性水で洗浄しています。

強酸性水とは"水"と少量の塩を電気分解して生成されたもので、非常に強い殺菌能力があり、病院の院内感染防止などで広く使用されています。 同時に生成されるアルカリ性水は洗浄能力が強いので、花兄園では洗卵機の洗浄に使用。 そしてどちらも不安定なものなので自然界に放出されると普通の水に戻るので環境にも優しい。

汚染された水で環境への影響がないようにと徹底しています。

花兄園の花たまご

花兄園の卵の魅力をひとことで言えば『とても澄んだ味わいの卵』というところ。
はじめに卵を割って驚いたのは、卵特有の生臭さが全くないこと。 アツアツのご飯で卵かけご飯を食べたとき、そしてその茶碗を洗うとき。今まで感じていたニオイがまったくありません。 もちろん、卵そのものの味わいもなめらかでシンプル。普段使いの食材だからこそ、私たちの体を作っていくもの。

今後、東北村では皆さんと一緒に大須賀さんからより詳しく卵についてお話をお聞きする機会などが持てたらいいなぁと考えていました。
皆さまもぜひ一度、花兄園の花たまごを味わってみてください。

花兄園(かけいえん)

花兄園

「食品として安全性が未解明のものは使用したくない」
生産-流通-保管の全過程で
非遺伝子組み換え(Non-GMO)と
収穫後農薬不使用(PHF)の分別をチェック。
飼料原料のトレーサビリティを確立し
安全性確保を徹底した養鶏を行っています。

直売所住所|宮城県仙台市太白区三神峯2-2-30
TEL| 022-244-3441
営業時間|8:30~19:00 無休
http://kakeien.com

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